6月6日 桂木桂馬の誕生日記念企画

こんにちは。

今日は…皆さんの知っての通り、桂馬の誕生日です！

今回やる企画は…


「神のみぞ知るセカイ 心に残る名シーン Best5」です。

やっぱりこれしかないでしょう！

今回の企画は、もうなんというか企画というよりも、「神のみぞ知るセカイ」全体を考察したような感じでした。

続きからどうぞ〜





第5位 　「現実なんてクソゲーだ」

桂馬）ボクが好きなのはゲーム女子だけさ。
　　　　現実なんてクソゲーだ。

　　　　
　　　　　　ボクは、ゲーム世界の神だ。
　　　　現実なんて所詮、仮そめの世界。
　　　　ゲーム世界に轟くボクの真の姿！
　　　　落とし神！！
　　　　現実とゲームを一緒にするな。ゲームに失礼だろ。

ＦＬＡＧ１より

トップバッターの5位はこれ！バトルモノや、なんだかんだで恋愛が絡んでくる、というようないわゆるリア充の話が多い少年サンデーの中で、ここまで言いきったマンガがあったでしょうか？しかも第一話で。この言葉に衝撃を受けて、「神のみぞ知るセカイ」が好きになった人は決して少なくないでしょう。そして、多分神のみにおいて最も有名な言葉であると思うので、名シーンとして第5位に入れました。


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第4位　「ボクは・・・どうなんだろう・・・」

桂馬）今回は特に現実の不合理さを思い知った！！
　　　　なのに・・・
　　　みんなこんな現実に四苦八苦している。

　　　ボクは・・・どうなんだろう・・・
　　　そうだな・・・
　　　ボクは・・・・・・

ちひろ編ラストより

最初に攻略した歩美は、何回走ってもタイムが出ない自分と闘っていて、思うようにならない現実と向き合っていた。二人目の美生も父から教えられた、令嬢としてのプライドを保とうと必死に頑張っていた。3人目のかのんも栞も楠も、それぞれ別々の悩みを抱えながらもみんな現実と向き合い闘っていた。現実から逃げ出し、何に対しても真剣にならないと思っていたちひろは、実は誰よりもその現実と一生懸命格闘していた。みんなみんな四苦八苦しながらも現実と向き合ってる。
桂馬は、そこで、自分はどうだろうと考えます。ここにきて初めて桂馬が現実に対して心を開いたような気がしました。
非常に印象深いシーンです。

続いて第3位！


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第3位　　「みんな・・・追いかけてるんだよ」

桂馬）人って面倒だな。
　　　　なんでこんな簡単にスキマが開くんだ・・・？
　　　　人生、良いことも悪いこともある。
　　　でも、みんな悪いことばかり数える・・・
　　　なんでわざわざ・・・・・・
　　　不幸せになりたがるのかな・・・
　　　　

天理）逆だと思うよ・・・
　　　　みんな・・・追いかけてるんだよ・・・
　　　幸せを・・・・・・
　　　　もっと幸せになりたいから、
　　　　今以上の自分になりたいから・・・
　　　　そうじゃない時・・・がっかりするんだよ・・・
　　　　不幸せになりたいんじゃなくて・・・
　　　幸せになりたいから・・・
　　　悩んじゃうんだ・・・・・・

七香編ラストより

これもすごかったですよね〜。確かに、人は良いところより悪いところの方を気にしやすいですし、そういうところから傷つきやすいです。いかにも合理主義的思考の持ち主である桂馬らしい疑問ですね。それに対する天理の返答も秀逸です。人が悪いところばかりを見るのは、もっと理想に近づきたいから、ということです。そして、「片思い」な状態からそれ以上の状態を望もうとしなかった自分を省みていました。ここから天理の意識も少し変わったんでしょうね。
いろいろと考えさせられる深いシーンでした。


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第2位　　「大好きだよ、お姉ちゃん・・・」

檜）お前のその尊敬が・・・私は怖かった・・・・・・
　　楠を裏切れなかった・・・
　　いつも人と違ってないといけなかった・・・
　　いつも特別な何かを求めていた。
　　道場を出てから・・・いろんなことをして・・・
　　何をしても長続きしなくて・・・
　　本当にやりたいことなんて・・・ひとつもなかった・・・
　　私は誰のために、生きてるの・・・・・・？
　　でも・・・やめられなかった・・・
　　楠の目が私を見てた・・・・・・
　　　こんなことなら・・・平凡でよかった・・・
　　強くなくてよかった・・・

　　行ってよ・・・・・・
　　どこか行ってよ・・・
　　私はもう、お姉ちゃんは嫌だよ！！
　　私は・・・平凡なのよ・・・！！
　　期待なんて・・・されたくない！！
　　もう嫌だ・・・
　　楽になりたい・・・！！
　　私を・・・
　　私を・・・嫌ってよ！！
　　私のことダメだって・・・言ってよ！！

楠）いやだ・・・いやだ・・・
　　嫌いなんて・・・言わない・・・
　　好きだよ・・・・・・！
　　大好きだよ、お姉ちゃん・・・
　　弱気に負けないで・・・お姉ちゃん！
　　私は・・・
　　お姉ちゃんが・・・
　　かっこいいから・・・
　　強いから・・・
　　好きなんじゃない・・・・・・
　　理由なんてない・・・・・・
　　私はただ・・・好きなんだ・・・
　　お姉ちゃん！！
　　帰ってきて・・・お姉ちゃん・・・
　　戻ってきて・・・

檜編クライマックスより

おそらく、神のみ史上最も重いシーンでした。作者の若木民喜先生も、「正直、読み返せない」とコメントしている通りのシーンです。
妹の楠が自分を期待して見ているから、もっと頑張らなければいけない。もっと常に楠の先を進んで、期待を裏切らないよう憧れの存在でい続けなければいけない。そんなプレッシャーと闘いながらやってきたのに、知らない間に楠は立派になっていた。もうこれ以上自分に期待しないでほしい。自分は平凡だ。そんな期待しないで！嫌ってよ！もうお姉ちゃんは嫌だ！もう楽になりたい・・・
そんな檜に対し、楠は「お姉ちゃん大好きだよ」と。自分は、お姉ちゃんがかっこいいから好きなんじゃなくて、ただ好きなんだ・・・


もう、なんも言えませんね・・・・・・

そして運命の第1位は…………


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第1位


「素敵な世界の　無敵なボクさ♪」

桂馬）今からボクは落とし神モードに入る！
　　　　ジャマするな！！

今では６つのゲームを同時にプレイできるようになった！！
ディス！！　イズ！
落とし神モード！！！
フハハハ！！
かまうもんか・・・
現実の命がなんぞ！！
所詮血塗られた道よ・・・
フフフ・・・

そして・・・

「集積回路の夢旅人」　
作・桂木桂馬　唄・桂木桂馬with　２Ｄガールズ


ランプに火を灯したらさあ出かけよう
始まるよホール・ニューワールド
ＦＥＥＬＩＮＧ　ＨＥＡＲＴ
感じるよ　このトキメキ　（ドキ❤ドキドキ❤）
ＨＥＥＬＩＮＧ　ＨＥＡＲＴ
どんなこともかなう　　　（困った時はＳＡＶＥ＆ＬＯＡＤ）
約束の場所で君に会える
素敵な世界の
無敵なボクさ
素敵な世界の
無敵なボクさ

やっぱりこれでしょう！もう自分の中では圧倒的に1位です。ゲーム世界の「落とし神」桂馬の生き様そのものの回。「落とし神モード」でたまりにたまったゲームを一日で終わらせていく姿はまさに圧巻！1巻に出てきた話ですが、いまだにこれを超えるような衝撃的なまでのインパクトのある回はあったでしょうか。

この頃はまだ現実に対して全く目を向けず、ゲームの世界に生きていた桂馬が、上の4位のように段々と現実に対して少しずつ心を開いていく様子を見ていると、桂馬の成長という観点から見ると、5位の「現実なんてクソゲーだ」と合わせてこれこそが「神のみぞ知るセカイ」の原点とも言えるのではないでしょうか。この回は確かにこの回だけ見ると、ただのネタ回のようにも思えます。しかし、「神のみぞ知るセカイ」という話を一通り、通して見ると、この話ほど『「神のみぞ知るセカイ」とは何か』を雄弁に語ってくれる話はないように感じました。


これ以上にいろいろ考えさせてくれたり、考え方に影響を与えるような言葉は他にもありましたが、上のような視点から、「神のみぞ知るセカイ」という話の出発点とも言え、桂馬の真髄とも言えるこの回を1位に挙げました。
（ちなみに、サマーウォーズや、バグゲーム、なにかの夜明け、などを入れているとベスト5が全てそういう系になってしまうので、ランクインはこれだけにしましたｗ）

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今回の企画は正直書いててとても楽しかったです。


神のみを読んでてよかった。
ありがとう神のみぞ知るセカイ。

誕生日おめでとう　桂馬！

ではでは～

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